カナダで勉強。卒業まで、ちょっと一生懸命

若者に交じっていろいろ挑戦します!死なない程度に頑張ります!

言われてもないのに予習してみました。

いちよこのコースWEGD 121には買わなければならない二冊の本があります。「買わなければならない」というのは、Recommended ではなくRequired と記されているので、教授がコースに必要と言っているということで、この場合そのコースをとる生徒は買って(または貰って)いつでも使えるように手元においておくべきということです。それでも、高いお金だして買ったのに、全然使われなかった、ということも時々あります。悲しい事態ですが、売ったり、また本とコースによっては大学の本屋さんが元値の何割かで買い取ってくれるときもあります。で、このコース用の二冊の本は、昨日書いたように本屋さんにまだ到着していませんでした。それでも、全力投球の生徒である私はのほほんとしていられないので、検索してみたところ。。。やはり、PDFがありました。それですかさず予習。


一冊は、題がEmotional Design。副題Why we love(or hate) everyday things。作者は、Donald A. Norman。んで、表紙になにやら金属の蜘蛛の形をした置物(と最初は思った)がレモンの切れ端を頭にかぶっています。なんだ、これ?そのレモンがちょっと傾いてるんで、粋なダンディーっぽくなってるのを、「ね、こういう風に角度変えるだけで、この金属の蜘蛛が粋な奴に見えるでしょ?」ってわけなのか?だいたいこの金属の蜘蛛はなんなのか?よく見てみると、蜘蛛の体の下になにやら飲み物の入ったグラスがあって、そこに蜘蛛の体の上で絞られるレモン汁が注がれるようになっているではないですか!かっこいいじゃないの!頭のレモンがその傾き加減によりいろいろな表情を蜘蛛さんに与える=それを見る人間の中にに様々な感情を湧きあがらせる、というところはある意味計算されたおまけなのですね。などと、ぐだぐだ表紙にとらわれたあとで、ついに読み出しました。


どうやらこのNormanさんはデザイン界では有名な方らしく、この本の他にも著書は多くあり、Amazonなどで見る限りは人気があるようです。デザインには無知な私にも伝わってきます。と言いつつ、今回は前章の11ページしか読まなかったのですが。Mini Cooper Sという車(また私が車に無知なのです)が販売されたとき、そのあまりにも愛くるしい外見に恋に落ちてしまった人が続出し、その車種の欠点は大目に見られがちだ、ということなのどの例を出して、デザインが人間に物への愛情を呼び起こし、それによって便利/必要の域を超えて「これが私には必要なのだ!」と思わせることが出来る、ということを語っているようです。


なんかすごく面白いぞ。実際授業でどのくらい深くなるのかはわかりませんが、おもしろいことは良いことだ。でも先生が、本を読んでそれについてエッセイを書く課題も一つある、と言っていたような。でもまずは今週は3Dポスター(笑)とも言っていたよねぇ~。とにかく私はコースのスケジュールが早く見たいのです。明日が月曜なので(と言って書いている間に夜中の12時を越えました)カレッジに行ってアドバイザーの方に会えるか頑張ってみます。予約しようとしたら、今週は全部最初に来たもの勝ち(Drop-ins)だそうです。みんな早くいくのかな~?とにかくカレッジに行きましょう。それで本屋さんにも行ってみよう。おやすみなさいませ。


あ、もう一つの本は、Evocative Objects というものでした。そちらはまた後で。